こんにちは、
もけです!
今日は有名なお父さんの
お話を紹介します。
今回はロバート・キヨサキ氏 著
「金持ち父さん 貧乏父さん」の感想・解説レビューです。
この本は「お金持ちになるための基本的な考え方」について書かれています。
お金の勉強の
必修科目にしたい一冊です。
金持ち父さん・貧乏父さん、どちらも子供にとっては偉大な存在です。
そんな2人の全く違う考え方や2人の人生を比較しながら、自分にとっての解(結果的にはお金持ちになるための教え)を突き詰めていく。
「いい大学に入りいい職に就きなさい」という実の父である貧乏父さん
その一方で
「お金のために働くのではなく、お金に働かせなさい」という金持ち父さん
この記事では、そんな2人の父さんから学ぶべき重要なポイントを掘り下げていきます!
✔この記事を読んでほしい人
・お金の勉強がしたい
・お金持ちになりたい
・なぜかお金が貯まらない
・この本を買うか迷っている
「金持ち父さん 貧乏父さん」の要約:概要
日本での累計300万部、世界での累計2800万部を突破する大ベストセラーの本作。
「ビジネス書とか馴染みない」
「難しくて敷居高そう」
「意識高そう…」
そう思う方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。本当に!!
冒頭でも書いた通り、本書は金持ち父さんと貧乏父さん、その子供が登場する物語形式です。
お金の知識ゼロで損ばかりしていた自分でも、評判通り本当に読みやすい。
本当の意味で、お金との付き合い方を学べました。
2人の父さんの「お金に関する考え方」の違いが、いかに人生に大きく影響するのかを、2人の生き方の違いから分かりやすく教えてくれます。
ではさっそくポイントをまとめていきます!
金持ち父さんと貧乏父さん、2人の違いは?
お金に関する考え方の違う2人。
2人とも教育熱心ですが、「勉強しろ」と勧める内容が異なります。
その違いが人生にどれだけ影響を及ぼすのかは、物語を読み進めてくると見えてきます。
まずは本書で登場する2人の父さんの違いをチェックしましょう!
金持ち父さんはどんな人物?
金持ち父さんはハイスクールも卒業していません。
しかし金持ち父さんはハワイで最も裕福な人間の一人となり、家族への遺産や慈善事業への多額の金も遺しました。
お金がどのように流れるのかを理解し、お金持ちになるために学び、それを子にも教育していきます。
・ほしいものがあれば、どうやって買うためのお金を作るかを考える
・お金のために働くのではなく、お金に働かせる
・資産となるものに対してお金を使う
私の周りにはこんなタイプの人はいませんでした。いなかったからこそ、貧乏父さん寄りの話がとても身近に感じたのを覚えています…。
貧乏父さんとはどんな人物?
貧乏父さんは高い教育を受けて、博士号を取得した知的な人物です。
仕事にも熱心でよく働き、収入も多い。
でも死ぬまでお金に苦労し、遺せたのは未払いの請求書だけでした。
・給料は支出でほとんど消えてしまう
・「いい会社に就くために勉強をしなさい」と教える
・「お金がすべてではない」、「それを買うお金はない」と頭を使うことを諦める
こちらは本当にしっくりとイメージができます。
まさに「私のまわり」はみんなこの流れに沿って生きている大人ばかりでした。この本の主人公の子供と違って、比べる対象はいなかったのです。
2人の対照的な発言
金持ち父さんは
「リスクを取ることを学べ」という
貧乏父さんは
「お金は安全第一で」という
金持ち父さんは
「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社が買えるから」という
貧乏父さんは
「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社に入れるから」という
金持ち父さんは
「税金は生産するものを罰し、生産しないものに褒美をやるためのものだ」という
貧乏父さんは
「金持ちは困っている人を助けるために、もっと税金を払うべきだ」という
本書を一部引用していますが、このような対照的なお話は作中で沢山でてきます。この3つだけでも2人のお金に対する考え方の違いがよく分かると思います。
やはり聞き覚えのあるセリフは「貧乏父さん」の言葉である。そうじわじわ認識して、そっとページをめくります…笑
金持ち父さんの「6つ」の教え
本書では金持ち父さんから学んだお金に関する話を「6つの教え」としてまとめています。
詳しくは実際に手に取ってみてほしいので、簡単に解説します。
金持ちはお金のために働かない
金持ち父さんが、本書で繰り返し教えた言葉を紹介します。
中流以下の人達はお金のために働く
「金持ち父さん貧乏父さん」より引用
金持ちは自分のためにお金を働かせる
金持ち父さんは、
貧乏父さんが高い教育を受け、良い職に就き、高い給料でも負債や支払いが増えていくだけなのは「学校でお金について習わなかったからだ」と言います。
学校はお金のために働く方法を学ぶところです。
そして、なぜほとんどの人間がお金のために働くことを選ぶのか?
それはその方が簡単であり、それが普通だと考えているから。
そして、お金の教育はほぼ確実に家庭内で行われるため、そのまま子供にも当たり前が根付いていくというわけです。
私自身も、
「安定には資格が一番だ」
「親と同じ看護師になりなさい」
そう祖母に言われ続けました。
「そうなんだなあ…」と疑問も抱かずに、この言葉の根深さのみでも十分、進路が何となく定まってきます。
結果、自分は「血が見たくない」とリハビリ職を選びました。でも国家資格が要る専門職という点では教え通りです。
お金は家では中々学べない。学校でも教わらない。
ではどうしたらいいのか?
お金を怖がらずにお金が持っている力を学ぶこと、感情ではなく頭で考えることをやめないことだ、と金持ち父さんは教えてくれます。
「金持ちはずるい」
「この仕事は安定しているから」
といった風に感情で考えるのではなく
「何か自分に見えていないことはないか?」
と物事を考える時間を作ることが大切です。
物語としては、子供たちは色々試行錯誤しながらも、不要になった本などを集めて「まんが図書館」を立ち上げます。その場にいなくてもお金が稼げるシステムを発想する、という体験を幼い時期から学ぶのです。
簡単には答えは教えず探させる。
魚ではなく魚の取り方を教えるっていうやつですね。
クリエイティブな思考を育てるとは、さすがです金持ち父さん。
お金の流れの読み方を学ぶ
金持ちになりたければ、お金のについて勉強をしなければならない
金持ち父さん貧乏父さんより引用
お金について知らなければ、お金は出ていくばかりだと言いますが、つまりどういうことなのでしょうか?
資産と負債の違いを知ることが第一
金持ちは資産を手に入れる
金持ち父さん貧乏父さんより引用
中流以下の人達は負債を手に入れ、資産だと思い込む
資産と負債の違いって?
具体的にはどんな違いがあるのか、わかりやすい表現を紹介します。
・資産は自分のポケットに
お金を入れてくれる
・負債は自分のポケットから
お金をとっていく
家は居住のため。
お金を生み出すわけではない。
持ち家は資産ではなくほとんどの場合負債であるという認識が、正しいお金の使い方をするための一歩であるのです。
人は多くの人と同じことをする傾向にあります。
私の友人も上司も、口をそろえて言います。
「持ち家は資産」
「ローンで家を買え」
「土地は今のうちに」
こういった「一般的に言われていること」の罠にはまらないように、自分で考えることが大切です。
自分のビジネスを持つ
学校教育を受けると、そこで習得した能力を使った仕事につくことが多いです。
料理を学んでコックになる
法律を学んで弁護士になる
自動車整備を学んで整備士になる
ここで問題となるのは、「自分自身のビジネス」を忘れ、他人のビジネスのために働くことに費やすことになるという点であると書かれています。
「給料増えてくれないなあ」
「残業してもっと稼ぐか~」
なんて私も考えます。
それでは自分のビジネスどころではなく、給与明細の数字にばかり目が行ってしまっている。と指摘します。(ドキッ)
金持ちは給与明細ではなく、資産に常に注目するのです。
自分のビジネスを持つということは結局どういうことか。それは「事業を立ち上げろ」という小難しそうな内容ではなく
本当の意味での資産を増やし、それを維持すること
一度手に入れたお金は2度と出ていかないようにし、
貸借対照表の資産欄に入ってきたお金は
「自分の労働者(しかも24時間働いてくれる!)」と思うのです。
今の仕事は続けながら、資産を蓄えましょう!
ここでいう本当の資産とは?
株・債権・収入を生む不動産・著作権・その他価値のあるモノなど
会社を作って節税する
金持ちは自分の会社を利用して自分を守ります。
会社を持っている金持ち
・稼ぐ・お金を使う・税金を払う
会社のために働いている人
・稼ぐ・税金を払う・お金を使う
会社は色々な費用を経費として税金からお金を守ることができます。
これは自分としてはピンと来にくいものの、
例えばふるさと納税を活用したり、医療費控除のために確定申告をしたり。
知らなければ払いっぱなしであったお金、収めすぎていた税金を一部受け取れる可能性。
会社員であれば源泉徴収されており、税金を自分で納めている感覚が薄い分、この辺に関しては無知なことも多いです。
お察しください。私はまるきり無知でした。
法の範囲でしっかりと節税できる部分は節税する。
この考え方も重要なのですね。
金持ちはお金を作り出す
金持ち父さんは金持ちの家に生まれたわけではありません。成績も良くなく、才能にも恵まれたわけではありませんでした。
それでは、お金を生み出す投資家や金持ちの条件とは?
①ほかの人が見過ごす
チャンスを見つける技術
②資金を集める技術
③頭のいい人間を集めて組織する技術
お金を作り出すためには、思考を止めずに立ち止まらないこと、沢山知っていることが重要なんですね。
学び続けることができること自体が、最大の資産です。
私は数字が苦手です。
通帳記帳なんて1年に1度しないレベルの、貯金ゼロ人間でした。
それでもリベ大の両学長のYouTube動画に出会い、自分の過去を振り返って「このままじゃまずい」と感じ、耳になれない言葉も頑張って聞きながら吸収しました。
いつの間にか、お金や投資と言葉が何となくでもわかるようになり、
それが自分の生活に当てはめて考え、行動できるようになり
情報のアンテナを広げたくてTwitterを始めたり、ここまで学び続けるために食らいつきました。
学び続けることは資産である。
これは身に染みる言葉です。
お金のためではなく、学ぶために働く
マクドナルドは有名なハンバーガー屋さんです。
ではマクドナルドよりもおいしいハンバーガーを作れますか?
さらにそれを全世界に売って大企業にまで育てられますか?
多くの人はおいしいハンバーガーの作り方にばかり専念します。
しかしそこに売り込み方(マーケティング)、店舗の構える場所(不動産)など幅広い知識を使ったビジネスが繰り広げられていることに気付けません。
金持ち父さんは稼ぐためではなく、学ぶために働くんだという教えを説きます。1つの専門を極めるのもまた技術ですが、広く視野を持ってそれを活かせるスキルが重要なことが分かりました。
自分の働くリハビリ業界でも、スペシャリストはいます。
でも私は幅広い病気の患者さんに、どんな時も寄り添える対応力を身につけたいと考え、日々取り組んでいます。
必要だと思う時に学び、人との関わりで学び、仕事はその過程。
そのくらいの気持ちで働けるようになってからは、仕事に対するストレスも、会社に対する依存も軽くなりました。
金持ち父さん:お金を増やせない5つの障害
お金の流れが頭で理解できても、現実にキャッシュフローを増やせない障害があります。
それを紹介して終わろうと思います。
恐怖心
お金を失うことに対する恐怖心は誰にでもあります。
しかし、大事なのは恐怖を抱くことではなく、どう対処するのかです。
失敗をするなら若いうちに!
失敗を経て前に進む!
勝つことは、負けを恐れないことだと本書では語られています。
負けっぱなしで打ちひしがれた人が敗者であり、勝者はただでは立ち上がらない、ということですね。
私も一発KOになるようなリスクのとり方はしないように、投資の勉強をしています。
Twitterには心強い先輩方が沢山いますから…お世話になっています。(土下座)
臆病風
悪い方にばかり考えて憶病になる。
痛いほど自分に刺さる言葉です(笑)
本当は違うかも…
今は投資のタイミングではなかったかも…
不安や憶病は付きまといます。
知識のある投資家や金持ちは、最悪に見える時期こそ最大のチャンスと知っており、思い切って行動ができます。
その結果、そのリスクに見合った利益も享受できるんですね。
自分が分析してそう感じて行動したことが、正しいとは限りません。
しかし、誰かに言われたからと、選択をしぶったり、行動できないままであると、何も変わりません。
悪いことではなくても、頭の隅に入れておこうと思います。
最後は勢いですよね。
(勝った翌日含み損パターン)
怠け心
忙しいことを理由に怠ける。
これはよく聞く話ですね。
仕事ばかりに注力し、妻や子供は放置をする。
家族との関係構築を怠ったのは、選択した本人であるのに、忙しかったからという理由で終わらせてしまうのは怠惰であるいうエピソードも紹介されています。
怠けに効く一番の薬は欲張り心です。
欲張りは良くない、と決めつけずに、自分を動かし行動を変える動機を見つけるために、この欲張り心に耳を傾けるのも一つの手なんですね。
FIREまで行かなくても、
嫁と旅行に行ったり、ストレスなく生活に余裕を持たせられるところは目指したい。
自由な選択肢を増やすために、サイドFIREは目指したい!!!!
良いお肉を食べたいし、好きな車を買って北海道を駆け回りたい!!!
欲を出してみました。笑
悪い習慣
自分への支払いを後回しにする悪い習慣
「支払いを最後にすることでプレッシャーを作る」、「それもお金を作ることに注力するためのパワーになる」という内容です(笑)
中々メンタルの弱い自分には荷が重い考えですが、、
まずは自分に支払うことでお金に対して強くなる。心にとどめます!!
傲慢さ
「無知を隠すために傲慢になる」
傲慢である時には決まって、
自分が知らないでいることは、たいして重要ではないと本気で信じてしまいます
Q:そうなって損をしないためにはどうするか?
A:あることに対して自分は知らないと気づいたときは、その分野の専門家を探すか、それについての本を見つけて自分を教育することが重要であるのです。
無知の知ですね。
これはかなり共感出来ます。知らないことに攻撃的になったりするのもよくありますからね。
分からないことは素直に分からないといえる人間、心がけます。
結論:お金持ちになるにはお金を知ることが必要
金持ち父さんは、貧乏父さんを馬鹿にしているわけではありません。
ただ、なぜ大勢の人が金持ちから遠く離れてしまうのか?
その理由を突き詰め、お金の理解とその教育が重要であることを示していたのです。
金持ち父さんはどのように子供相手にお金の教育を行ったのか?
大人はどう働いて罠にはまってしまっているのか?
金持ち父さんと貧乏父さんそれぞれから学べるたくさんのことを、ぜひ本書で読んで確かめてみてください。
この本が教えてくれるのは、お金に対する向き合い方と、自分がつい陥っている行動心理など、今日から価値観をアップデートできるような、そんな内容です。
最後に、印象深かった明言を紹介します。
たいていの人は自分以外に人間を変えたいと思う。でもよく覚えておくんだ。他の誰かを変えるよりも、自分自身を変えることの方がずっと簡単なんだ。
金持ち父さんと貧乏父さんより引用
はずかしながら、この本と出会うまで私は
自分の支出の多さ、ローンという言葉の意味(負債)、税金への考え方など本当に何も知らず、そして敬遠して知ろうともしなかったことを痛感しました…。(傲慢!!!!)
それだけ、読んだ内容すべてにハッとさせられてしまいました。
この記事を読んで少しでも読んだことのない人の興味を引き付けてくれると嬉しいです!
ありがとうございました!
コチラの書籍も非常におすすめです。
良ければ覗いてみて下さいね!
稼ぐよりまずは、自分の支出の見直しは必須です。
以下の記事も参考にしてみてくださいね!
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